こんにちは、Ryoです。
皆さんはドラゴンボールという漫画をご存じですか。僕はこのドラゴンボールという漫画が大好きでコミックを全巻揃えたり、子供のころはアニメをビデオテープに録画して何度も見直してました(最後はビデオテープが擦り切れましたww)
そんなドラゴンボールには魅力的なキャラクターがたくさん出てくるのですが、今回は悟空の師匠の1人でもある亀仙人の魅力について語ってみます。
初登場はスケベなおじいちゃん
亀仙人の初登場はかなり早く、原作の第三話の最後に登場します。悟空が助けたウミガメの背中に乗って登場するのですが、この時は「ファンキーなじいちゃん」と紹介されてました。
この時、ウミガメを助けた悟空にお礼として筋斗雲をプレゼントし、ブルマにドラゴンボールをプレゼントします。。。が、ブルマにドラゴンボールを渡す条件に「パンチーをみせてくれたらな!!」とビックリマークを2つもつけてパンツを見せろと要求します。
この話はスカートをめくったブルマにドラゴンボールを渡して亀仙人の出番は終了するのですが、初登場時はただのスケベなおじいちゃんでしたww
ちなみに、この時のブルマはとある理由によりこの時はパンツを履いてませんでした( ゚Д゚)
武術の神様、武天老師様
そんな亀仙人は第十二話で再登場し、武術の神様と呼ばれるほどの人物だということがわかります。
当時、悪魔の帝王と呼ばれていた牛魔王が尊敬し、評判の悪さや殺生を注意されると土下座をして反省するという大人物である片鱗をのぞかせます。
ちなみに、このタイミングでは作中最強の強さを誇っており、当時の悟空も足元に及ばないほどの強さを誇ってました。
必殺技の代名詞、かめはめ波
この再登場時に、のちの必殺技の代名詞になる「かめはめ波」を繰り出します。体内の潜在エネルギーを凝縮して一気に放つこの技を繰り出すことで、亀仙人の体は一時的にムキムキ(*1)になり、フライパン山を吹っ飛ばします。
*1 : ドラゴンボールを読んだことがなく幽遊白書を読んだことがある人は、戸愚呂弟の爆肉鋼体をイメージしてください
この時に悟空は「かめはめ波」をラーニングすることになるのですが、それを見ていた亀仙人に見込まれて弟子入りの約束をすることになります。
学びがたくさん。亀仙人の教え
1度目のドラゴンボール集めが終わった後、約束通り悟空は亀仙人に弟子入りすることになるのですが、この時の亀仙人の教えがとても素晴らしい。子供のころはあまり心に残ってなかったのですが、大人になってから読み直したときにすごく良いなと感じました。
- 武術を学ぶことによって心身ともに健康となり、それによって生まれた余裕で人生をおもしろおかしく、はりきって過ごしてしまおうというものじゃ!
- ただし、不当な力で自分もしくは正しい人びとをおびやかそうという敵には、ズゴーンといっぱつかましたれ!!
- さて、ここから昼メシまではお勉強タイムじゃ!カラダだけをいくらきたえても一人前の武道家とはいえん。頭も修行せんとな
- よく働き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む。これが亀仙流の修行じゃ
- これまで習得した基本を生かし自分で考えて自分で拳法を学べ
はい。このブログのキャッチコピーにもさせていただいています。
頭も体も心も鍛えて心身共に健康ですこやかな人生を過ごす。見せびらかすためではなく、いざという時には自分や大切な人を守るために力を使う。そして、自分で考えることの重要性を説く。
たまにドラゴンボールを読み返し亀仙流の教えを見るたびに、つい仕事上の能力の優劣で調子に乗って相手の人間的魅力に目を背けたり、必要以上にできないことを強く責めてしまったり、運動不足になりがちなので、自分もまだまだ修行中だなと考えさせられることが多いです。
その後の悟空の生き方の基礎を作る
この亀仙流の教えはその後の悟空の生き方にも大きな影響を与えることになります。
明るく、強く、そして優しい。そういった孫悟空の魅力的な生き方は亀仙流の教えがあってこそだなと感じます。特にレッドリボン軍編の悟空の行動と成長はこの教えが基礎にあってこそだと深く感じます。
余談ですが、原作のベジータが悟空に勝てなかった理由の1つに亀仙流の教えが大きいと考えています。
ベジータ「やれやれ・・・さすがのカカロット(*2)さんも部屋の過酷さにとうとう音をあげたか・・・」
悟空「かもな・・・だが、これ以上カラダを無理に鍛えてもただつらいだけだ。そんなのは修行じゃねえ・・・」
*2 : カカロットは悟空のサイヤ人名です
セル編で精神と時の部屋から出てきたときの悟空とベジータの会話ですが、ここ、2人の価値観の違いが良く表れてますよね。「修行」と「休養」を1セットに置いている悟空に対してひたすら自分に負荷をかけ続けるベジータ。
どちらが正解という安易な判断は難しいのですが、、この、「我流」 or 「先人からの学びを活かしていたか」が原作での悟空とベジータの差だったのかなと思ってます。
ちなみに、僕はドラゴンボールでベジータが一番好きなので、超でベジータが悟空の後追いで「身勝手の極意」を極めようとするのではなく、独自路線を進み始めたことはめちゃくちゃ嬉しかったです。
亀仙流の教えを実践する亀仙人はカッコイイ
そんな亀仙流の教えを実践する亀仙人はやっぱりカッコいいです!
普段はふざけたり、スケベで、気さくなおじいちゃん。でも、いざという時は実力と経験を活かししっかり決める。とにかく自然体で魅力的です。
だからこそ、悟空やクリリンを含め作中の登場人物は亀仙人より圧倒的に強くなった後も亀仙人のことを尊敬しているし、そんな様子からも亀仙人の人物的な魅力が読み取れるなと思ってます。
子供のころと大人になってからで印象が大きく変わったキャラクターの1人である亀仙人について語ってみましたが、漫画は本当に学ぶところが多く、本当に日本が誇る素敵な文化です!