こんにちは、Ryoです。
皆さんは日本の企業の約7割がブラック企業であるという衝撃の事実をご存じでしょうか?正直、この数字を見たらブラック企業を避けて就職するのってほぼ無理ゲーだと思うんですよね。。
運よく3割のホワイト企業に就職できたらラッキーくらいの気持ちで、ブラック企業の中でも比較的ブラック度が低い「グレー企業で生きていくという選択肢もありじゃね」という観点で記事を書いていきます。
※ブラック企業を肯定しているわけではありません。Ryoのスタンスとしては圧倒的に「命、身体と精神の健康 > お金」です。精神を病んだり命を絶つことを考えるほど限界ならば今すぐ逃げましょう!
ブラック企業とは
厚生労働省のWebページには以下の記載があります。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、
- 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
- 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
- このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
などと言われています。
このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。
しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。
極端な長時間労働がノルマとなり、給与も払わずパワハラもしまくりコンプライアンス(法令遵守)意識も低く、従業員を選別し追い詰めまくる。。
ブラック企業とはこんな会社のことでしょうか、、日本では労働基準方に36協定(労働時間に関するルール)や賃金の支払に関するルールが記載されてますので、法令遵守の観点からも、この記事では法令違反をしている企業をブラック企業としていきます。
7割の企業がブラック企業
続いても厚生労働省のwebページから衝撃的なデータを紹介します。
監督指導を行った実習実施者のうち、労働基準関係法令違反が認められたのは70.4%
詳細はリンク先のPDFを見ていただければと思いますが、法令違反をしている企業をブラック企業とした時に、なんと、7割の企業がブラック企業となってしまうわけです。
ブラック企業を避けるのはぶっちゃけ無理ゲー
このデータを見たときに思いました。。「ブラック企業を避けるのってぶっちゃけ無理ゲーじゃね。。」と。
そもそも、日本の企業の7割が大なり小なりブラック企業なのですから、数多の企業の中から求人情報と面談だけでホワイト企業を見つけることはかなり難しい、、もしできたとしても費用対効果がめちゃくちゃ悪いんではないかと。
まず、普通に会社を探しても7割の確率でブラック企業にあたるという前提がある訳です。
そして、企業側も人材を採用したいわけですから、自分の会社の良いところを全面にアピールします。そして、入社希望者には丁寧に接します。ご縁がなかったとしてもお客様になったり、取引先の企業に就職する可能性がある訳ですから当然ですよね。
良い面と悪い面は表裏一体ですし、自分をよく見せるというのは入社を希望する側も同じですからこれらが悪いとは思いませんが、こういう状況の中で、入社しようとしている会社がブラック企業かどうかを判断するのは、ほぼ無理なんじゃないでしょうか。
であるなら、ブラック企業は避けられないものと割り切って、比較的ブラック度が低いグレー企業で生きていくという選択肢もありなのではないでしょうか。
グレー企業とは
ここでいうグレー企業とは、何等かの理由によりホワイト企業とはいえないものの完全に世間一般で言うブラック企業と言い切るのもどうかなと感じる企業のことです。
- 残業が多く労働時間は長いけど残業代はきちんと支払われている
- 居心地はいいけど給与は低い
- 残業代は出ないけどスキルが積み上げられる
- 福利厚生は充実してないけど給与や労働時間に不満はない
といった感じで、ホワイト企業と言い切るのは微妙だけど完全になしではない。
もちろん、法令は守るべきというのは圧倒的に正論です。しかし、会社の方針を個人で変えようとしたらめちゃくちゃ大変です。その過程で居づらくなることもあるでしょう、精神的につらくなることもあるでしょう。
であるならば、ブラック企業は避けれないと割り切ってこういうグレー企業で生きていくという選択肢もありなのではないでしょうか。
グレー企業での経験
上記の基準で言うとRyo自身もグレー企業で働いていました。
2社目のSIer企業は裁量労働制という名のもと残業代が出ませんでした。が、仕事をしたい、上流工程の経験を積みたいという要望は叶い、外資系コンサルファームに転職できるような経験を積むことができました。
3社目は労働時間はめちゃくちゃ長かったですが残業代はきちんと出てました。自分のスキルもあったと思いますが、コンサルタントという仕事は泥臭い仕事ですので、忙しいときは毎月100時間以上の残業を1年くらい続けていた記憶があります。
ただ、残業代はきちんとでてましたし、プロジェクトが終わったタイミングで1ヵ月まとめて休暇を取ったり、自分のキャリアを積み上げられる経験をたくさんさせていただきました。
労働時間といったある側面を見るとブラック企業っだったのかもしれませんが、世間一般で言うブラック企業と言い切るのもなーという感じに思っています。
ホワイト企業を見つけて運よく就職できる確率を考えると、こういうグレー企業で生きていくという選択肢もありなのではないでしょうか。
不動産や保険の営業といった、成果報酬の世界とかも意味グレー企業の1つなのかなと思ってます。
まとめ
7割の企業はブラック企業という衝撃の事実をもとに、ブラック企業は避けられないものと割り切って、比較的ブラック度の低い、世間一般でいうブラック企業と言い切るのもどうかなと思えるグレー企業で生きていく選択肢について言及してみました。
ブラック企業は悪いというのはもちろん正しいです。ですが、正しいだけではどうしようもないことがあるということも事実だと考えています。
であるならば、自分で簡単に変えれる範囲と変えることが難しい範囲を意識して、「ブラック企業をホワイト企業に変える」、「3割のホワイト企業を見つける」というのではなく、「ブラック企業は避けられないものとして、グレー企業で生きていく」という選択肢もありなのではないでしょうか。
最後に、冒頭にも書きましたがRyoはブラック企業を肯定しているわけではありません。何より命や身体と精神の健康がなにより圧倒的に大切です。これらがあればお金を稼ぐことはいくらでもできます。
感じ方は人それぞれです。精神的にやんだり命を絶つことを考えてしまう環境であればとにかく逃げてください。本当に自分以上に大切なことはありません。
この記事が自分なりの人生を築くことにお役立ちできると嬉しいです。